コラム

洋ナシ体型の原因は骨盤の開き?


部屋にいる時、本やスマホを見ながらあぐらをかいていませんか?

あぐらは骨盤が広がる原因になりそれが足の筋肉の付き方にも影響し、

太ももが驚くようなスピードで太くなっていってしまいます。

また、あぐらをかくことで姿勢も悪くなり、それが骨盤から続く脊髄にも影響し、

最終的には自律神経の乱れにも繋がり自律神経失調症になってしまうこともあります。

骨盤の開きを矯正し、姿勢を伸ばす体操やストレッチを行うことで副交感神経が刺激され、

身体にリラクゼーション効果をもたらします。

あぐらが骨盤に与える影響とは

あぐらをかくと太ももが大きく左右に開く形になります。

この形は骨盤を開いた状態になるので、あぐらを頻繁にかく人は骨盤が開いていることが多いです。

骨盤が開くと大転子と呼ばれる足の骨も一緒に外側に開いた状態になるので、

腰からお尻、太ももにかけて大きく太く見える原因になるのです。

また、この大転子が外に張り出した形は、歩く時に足の外側に力がかかるようになってしまうため、

太ももの外側ばかりに筋肉がついてしまい余計太ももが太く見える原因にもなります。

逆に言うと骨盤がしっかり閉じているということは、

大転子の位置は骨盤の下になるので腰~お尻~太もものラインが細く見えるのです。

骨盤の開きチェック

骨盤が開いた状態になっていないか、チェックしてみましょう。

・鏡の前でまっすぐ立った時にどちらかの肩が下がっている。

・椅子に座った時、脚を組まないと落ち着かない。

・片方の靴裏(特に外側)がすり減りやすい。

・歩いていると、スカートがどちらかの方向によく回ってしまう。

・下半身ばかりが太くて、ダイエットをしてもいまいち効果が感じられない。

以上は参考程度の簡単なチェックです。当てはまるものが多い場合は、骨盤が開いている可能性があります。

骨盤の開きを矯正する:親指トントン体操

開いてしまった骨盤を治すための体操です。

・仰向けに寝て、身体の力を抜いてリラックスします。

・足のつま先部分に意識的に力を入れて「グッ」と上側に反らせます。

・左右の足の親指の付け根部分をくっつけて、床から10cm程度(げんこつ1個分強)浮かせます。

・そのままの姿勢で親指の付け根部分をトントンとぶつけます。毎日、朝晩30回ずつを目安に行います。

足を浮かせたり親指の付け根をぶつけたりするのは力が必要なので、最初の頃は辛いかもしれません。

しかし毎日行うことで骨盤の開きが矯正され、脚のラインがキレイになります。

骨盤のズレを矯正する:骨盤歩き

開いているだけでなく、骨盤は左右にズレていることも多いです。

開きの矯正と併せて行うことで、骨盤の矯正により効果があります。

・脚を伸ばして座り、背筋を伸ばします。腕は胸の前で組むようにしてクロスをさせます。

・骨盤とお尻を使うイメージでゆっくりと前へ歩くつもりで動きます。より分かりやすくは、お尻で歩くイメージです。

・少し進んだら、今度は後ろにバックします。前進、後退10歩ずつを1セットで毎日3セット行います。

身体を反らせたり、反動をつけたりするのでは効果はありません。

あくまで骨盤とお尻の動きで、前へ後ろへと動いてください。

お尻の筋肉を使うのでヒップアップにも効果があります。

毎日のストレッチでスマートな下半身を手に入れましょう。