むくみを放置することは、次のような弊害につながります。
▶︎足がやせにくくなる
▶︎冷え症になる
▶︎しびれが出る可能性もある
むくみを放置すると、本来の足の形やラインよりも、常に太く見えるようになってしまいます。
さらに、代謝が低いままなので、冷え症になったり、ダイエットをしてもやせにくい体になってしまったりと、
体調・体質的にもデメリットは多いです。
むくみ解消に効果的なストレッチ&マッサージ
次に、足のむくみ解消が期待できるストレッチやマッサージをご紹介します。
椅子に座ったままできるストレッチや、休憩中にもできるマッサージがあるため、オフィスでも実践しやすいでしょう。
椅子に座ったままできるストレッチ
足がむくみやすい人や冷え症の人は、足のつま先まで血液がうまく行き届いていないため、
足先のストレッチで血の巡りを良くする必要があります。
1. 椅子に浅く座ります。
2. 両足のかかとを床から離して上げ、一度戻して足の裏をつけましょう。
3. 次は両足のつま先を上げて、また戻します。
この動作を1セット10回程度行うだけでもふくらはぎの筋肉が刺激され、足先に血が巡りやすくなり、体が温まってきます。
椅子に座った状態でできるため、職場での休憩時間などに取り入れてみましょう。
また、飛行機や新幹線などで座りっぱなしのときには、エコノミー症候群の予防に効果的です。
休憩中にできる簡単マッサージ
むくみ解消のマッサージをする際は、血の巡りを良くすることを意識して行います。
1. 椅子に座ったまま、右足を左ももにのせます。
2. のせた右足を持って、足首を時計回りに20回、反時計回りに20回、大きく回しましょう。
3. 右足すねの内側の骨を、足首から心臓へ向かってなで上げるようにさすります。外側の骨も同様にさすりましょう。
4. 左足も同様に、1~3の順番でマッサージをします。
足をさするときは、血流を促すことをイメージすると◎。
力を強く入れすぎると肌荒れを起こすことがあるため、優しくさするようにしましょう。
入浴後のセルフトリートメント
お風呂上がりのボディケアの時間に行いたいのが、足のセルフトリートメントです。
滑りのいいクリームや乳液を使って、足をマッサージしましょう。
1. 足先と足首から上に向かって、手のひら全体で乳液やクリームをなじませます。
2. 足の指のあいだに手の指を絡めるようにして持ち、足首を大きく左右に回しましょう。
3. その状態のまま足首を固定し、足を奥へゆっくりと押して5秒、手前に倒して5秒それぞれキープします。
4. 土踏まずをこぶしの部分でぐりぐりと、ツボ押しのイメージで刺激します。
5. 足首から指で軽く圧をかけつつ、ふくらはぎを通り、ひざ下のリンパ節へ流すイメージでマッサージします。
6. もう片方の足も同様にマッサージしましょう。
お風呂はシャワーで済まさず、湯船に浸かってきちんと体を温めることがポイント。
血流が良くなり、より高いマッサージ効果が期待できます。
おわりに
むくみ予防・解消のための生活習慣や、ストレッチ、マッサージを続けることで、
徐々にむくみにくい体質へと近づくはずです。
むくみのないスリムな足は、むくみや冷え症特有の疲労感とだるさを感じにくくなる上に、
洋服や靴をおしゃれに着こなせるというメリットもあります。
また、むくみ対策の習慣を続けつつ、運動にもチャレンジして代謝アップを目指したいという方には、
ジムやフィットネスクラブの利用もおすすめです。
定期的な運動を続けることで、むくみにくく、太りにくい体づくりを実現できるでしょう。