むくみの原因
▶︎▶︎むくみの症状◀︎◀︎
代表的なものとして、足のむくみは一般的に知られていると思います。
重力の関係で、身体の余分な水分は足に溜まる傾向があるからです。
しかしながら、身体にむくみがある場時は胸に水分が溜まる(胸水)場合や、
肺に水分が溜まる場合(肺水腫)があります。
その際は呼吸が苦しい、動くと息苦しいなどの症状が出てきますので、早めに医療機関を受診する必要があります。
▶︎▶︎顔がむくむ原因◀︎◀︎
〜顔のむくみは内臓の疲労が現れたもの〜
体に現れるむくみの症状は、いつものことだと、つい放っておきがち。
でも、体から発信される不調のサインと考え、体を労ってあげましょう。
漢方の考え方によると、むくみは、体のいたるところに“水溜り”が起こった状態。
体は食べ物や飲み物から栄養、水分などを得て、それらを循環させることで潤いを保ちます。
それが内臓の疲れにより水分の循環が滞ることで“水溜り”になるのです。
そして、溜まった水は濁り、むくみとなって現れます。
顔には、内臓の反射区があるので、弱った臓器に関係のある顔の部位がむくみます。
顔がむくむ大きな原因として、寝る前のアルコール摂取などの生活習慣が挙げられます。
血液中のアルコール濃度が高くなると、血管が拡張して静脈やリンパによる水分の処理が追いつかなくなります。
その状態で寝てしまうと、睡眠中に抗利尿ホルモンが増えるため、体内に余分な水分はあるのに、尿が作られない状態になります。
それにより、むくみが引き起こされます。
▶︎▶︎足がむくむ原因、手がむくむ原因◀︎◀︎
足のむくみは、塩分のとりすぎ以外にも、運動不足や冷え、ストレス、
また、極端にヒールの高いハイヒールを履くことなどが原因で起こります。
足はむくみが出やすい場所ですが、これは足が心臓から離れていることと関係があります。
血液は心臓から全身を流れて足に届き、その後、重力に逆らって再び心臓に戻ってきますが、
このとき、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を担います。
足の筋肉が疲労すると、ふくらはぎの筋肉は本来の役割を果たさず、血液がうまく循環しなくなります。
立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢を長時間維持した場合に足がむくむのはこのためです。
手のむくみの原因についても、足や顔のむくみ同様、塩分のとりすぎなどによって起こります。
ホルモンの影響で生理前や妊娠中にむくみが出やすいのも特徴です。
むくみは筋肉や腱(けん)にも起きますが、手には腱が集中しているので、他の部位に比べて感じやすいようです。
そのほか、血流障害や内臓疾患などの病気が原因となっている場合もあります。