コラム

どうすれば、むくみを予防できるの?


むくみの予防

◆適度に足の筋肉を動かしましょう
日常的におこる一時的なむくみは、予防対策や応急処置でセルフケアしましょう。
足のむくみ予防の基本は、長時間同じ姿勢を続けないことです。
デスクワークが長く続くときは、ときどき体操をしたり歩きまわったりして、適度に足の筋肉を動かしましょう。
足を組むのは、足の血行をさまたげることになるので、避けてください。また、市販されている弾性ストッキングも、むくみ予防に効果的です。

◆塩分を控えて、カリウムを積極的にとりましょう
むくみやすい人は、塩分をとり過ぎないように気をつけましょう。
とくに加工食品や外食は塩分が多く含まれています。スナック菓子なども要注意です。  
一方、カリウムが不足するとむくみやすくなります。
カリウムは小豆やじゃがいも、かぼちゃ、きゅうり、トマト、バナナ、リンゴなどの野菜やくだもののほか、
海藻類やきのこ類などにも豊富に含まれています。汗や尿で失われがちなミネラルなので、積極的にとるようにしましょう。

むくんでしまったときの対策は?

◆マッサージやストレッチで、血行を促しましょう
足がむくんだときは、ふくらはぎのマッサージや、軽いストレッチで血行をうながすとよいでしょう。
マッサージは、足の指先から心臓に向かって、リンパを流すようにもみほぐします。
帰宅後は、ゆっくりと足湯をするのも、足の疲れをとり、むくみ解消におすすめです。
寝るときにクッションや座布団のうえに足を乗せるなど、足を高くして寝るのも効果的ですよ。

◆顔のむくみ、はれは、冷やすのが〇
飲み過ぎなどで顔がむくんだときは、水にぬらしたタオルに氷をはさんで、5分ほど顔に当てるとむくみが引いてきます。
朝忙しくても、メイク前に簡単にできますから、おすすめです。
重いむくみでも、首や肩の緊張をとると、顔の血流がよくなってきます。
そのため、肩をもんだり、首を軽くマッサージしたりするのもよいでしょう。
また、まぶただけがはれぼったいというときは、化粧水をコットンにたっぷりと含ませ、
パックする感覚で5分ほどまぶたのうえに乗せてみてください。スーッとはれが引いていきます。

◆漢方で改善することも
生理前のむくみの場合は、PMSの症状を軽くする治療が、むくみ解消につながることがあります。
同じように、冷え性からくるむくみの場合も、冷え性の改善でむくみが取れることがみられます。
PMSや冷え性の治療に漢方薬を用いることがありますが、むくみ解消にも、漢方薬でゆっくり体質を改善していく方法が効く人もいます。
一度、漢方薬局や婦人科などに相談してみるのもいいですね。薬局でも、医師の処方を持っていけば保険適用となります。