コラム

o脚改善について教えて!骨盤との関係性


見た目だって格好良くないのでできれば改善したいと思っている女性の方も多いと思います。

まっすぐ立ったときの左右の膝が開いているのがみっともないO脚です。

左右の太ももや膝もつかない状態ならりっぱなO脚です。
そのO脚が実は骨盤に原因がある場合もあるのです。
◆O脚は骨盤の開きからくる
骨盤は寛骨、仙骨、尾骨の3つの大きなパートから構成されており、それぞれのパートも小さな骨の集合体です。

つまり、骨盤は堅く動かないひとつの骨ではなく、常に動いているのです。

2本の大腿骨は寛骨にある股関節に接合していますので、この寛骨が開いていけば自然と足は外向きになってしまいます。

外向きになった足で歩くにつれて足の外側の筋肉ばかり強く鍛えられてしまいます。

強くなった筋肉に引っ張られて足はどんどんO脚になっていくのです。
◆骨盤の後傾とO脚
骨盤は自由度の高い骨格なので、前に傾いたり後ろに傾いたりしがちです。

猫背の人は骨盤がしっかりと後傾しています。
背中は丸くなり、アゴが前へ出て、股関節も外向きになってきます。

いわゆるガニ股タイプの姿勢になるのです。
逆に骨盤が前傾しすぎる方の場合には股間節は内向きになりがちです。

すると足は内股になりX脚になっていくのです。
◆骨盤のクセと筋肉
骨盤が前傾しがちな方も後傾しがちな方も、悪い姿勢のまま日頃から暮らしていることが多いようです。

そうすると骨盤や足の筋肉もバランスが崩れた形で発達してしまうため、その崩れた姿勢で固まってしまうのです。

それを矯正していくには筋肉を緩めてから骨盤を矯正し、正しいバランスで筋肉をつけていかなければなりません。

毎日の座り方や歩き方、寝方といった習慣を変えていく必要があるのです。
◆O脚と痛み
O脚は見た目が悪いことに思いが集中しがちですが、実はからだのいろんな部分に悪影響を及ぼすことがあります。

腰痛や膝痛、背中の痛みや生理痛などを引起すことがあります。

スポーツや肉体労働でからだに荷重がかかる場合には、こうした影響が重くでることもあります。

腰や膝の一部分にだけ過重な負荷がかかることで、腰や膝を傷めてしまうのです。

走ったり飛び降りたり激突したりすると、通常の何倍もの荷重がかかるものですが、
日頃から負担がかかり過ぎているとあっという間に限界を超えて筋肉や靭帯を痛めてしまいます。
骨盤が原因のO脚ならば、早目に矯正することで仕事やスポーツの動きがよくなるだけでなく、
不要な怪我を予防することにもなるのです。